オートコール等による業務効率改善について

オートコールの活用について伺います。
オートコールというのは、パソコンとかいろいろ機械で短時間に自動音声にて大量発信できるシステムとなっております。わかりやすい例を言いますと、最近の選挙の調査、統計においても、有権者の方に対し、電話を活用した自動音声でのアンケートが活用されていると思われます。現在、行政から区民の皆様に対し、ご案内やご連絡などにおいては、電話や郵送が多く活用されております。電話は現在各部署から、個人の台帳ですとかいろいろな資料を見ながら、電話番号を直接入力しているのが現状だと思われます。例えば収納課では、お支払いがおくれている方など、年間約8,000人の方に電話で連絡を行い、ただ連絡するだけではなく、あわせて個人ごとの支払い相談にも乗っているというふうに伺っております。
昨今、サラリーマンなどが多くなってきている中、日中は電話に出られない人も大変増加をしており、連絡がつくまでに何度も電話しなければならないケースがあると思われます。
次に、郵送ですが、決算資料の中においても、いろいろな項目において郵送費が計上されており、ご案内や告知のものや返送をいただく書類を同封して郵送するまで多々あると思われます。一例を挙げれば、こちらについてはがん検診、胃がん、肺がん、大腸がんは1年に1回、子宮頸がん、乳がんは2年に1回の受診間隔でパンフレットを郵送されております。さらに未受診の方にも再度郵送をしているというふうに伺っております。ここについて、2回目の再告知については連絡手段を変えて、郵送ではなく電話でのご案内も有効かと思われます。
そこで、オートコールを活用するというのはいかがでしょうか。大きな業務効率改善が可能となります。
今お話しした以外で言いますと、対象者が多数の場合、一斉に区民の皆様に均一の告知をすることも可能になります。新たな例としては、高齢者の方に対し、振り込め詐欺の注意やインフルエンザ関連のお知らせなどのメッセージをオートコールで発信し、その際の受信結果によって安否確認に役立てたりすることも可能となります。また、逆に区民の皆様から特定の電話番号に電話をかけていただき、自動音声応答にてアンケートを実施したり、24時間、区内の催事情報やよくある問い合わせに対しアナウンスをするということも可能となります。そのほかにも、通話内容を自動的に録音する機能があり、ないと思うんですが、聞き直す必要が発生した場合に利用することも可能となります。
現在、郵送で行っている告知または通知をオートコールに切りかえることで、一斉にご案内した際は、区の担当の所管の皆様はお問い合わせに対する電話がかかってくる受電体制のみをとればよくなり、その分、かかってきた後はより詳細な説明に重点を置くことが可能となります。行政におけるさまざまなニーズや区民の皆様の動向をタイムリーに捉え、行政の今後の活動に情報を生かしていくために、また、業務にもよりますが、オートコールを活用するべきと考えますが、区長の所見をお伺いいたします。
○副委員長 区長。
◎服部征夫 区長 ご質問にお答えいたします。
区民税などの電話による納付催告や郵送による区民周知などの日常業務については、区民サービスの一層の充実と効率的な行政運営に資するため、適宜、改善を図ることが重要であると認識をしております。
オートコールにつきましては、委員ご提案のような活用方法が考えられますが、導入による効果や課題について、他区の実施状況や動向を注視しながら、今後、研究してまいります。
○副委員長 青鹿委員。
◆青鹿公男 委員 ありがとうございます。現在は自前でハードなど、全部自前で購入する必要がなくて、委託するなどのサービスも出始めております。ぜひ業務効率化とシステム化の試しを、推進していただきたいと思います。