学習支援講座の改善について

学習支援講座のステップ・アップについてです。
ステップ・アップについては、28年度より台東区立の中学生生徒のうち、基礎学力向上及び学習習慣の定着が必要、かつ自己の学力向上を図ろうとする意欲を持つ生徒に対し、民間教育事業者を活用した補充学習の機会を提供することにより、学力向上を図る目的に開始された事業で、現在は英語と数学を対象とされております。
基礎学力を身につけたいという対象のお子さんが集まっている事業ですが、その中でもやはり力の差があり、それを一斉指導の中で、どの子にとってもわかりやすい講座にするというのは難易度、進め方、教材等のプリントの使い方、こういったものをどのように改善していくかということは、毎回の大きなテーマとして協議されております。
その対応として、さらに幾つかの改善が必要で、例えば一斉指導ではなく、少人数制、可能ならばマンツーマン指導の導入も必要かと思います。個別にその子供に合ったレベルから復習、教えていかなければならないと考えます。
例えば、数学では、プラス・マイナスの数、いわゆる正負の数が理解できないと一次方程式や関数などは理解できないと思います。ただし、逆に、プラス・マイナスを理解している生徒には、限られた時間なので、一斉指導など無駄に思えてしまうものがあるのではないかと思います。現在、対象を中学校1年生から3年生としておりますが、本当に基礎レベルを身につけなければならないのは小学生の時期ではないでしょうか。
今後も重要な事業となる学習支援講座のステップ・アップについて、本来の効果を出すために、まずは少人数制を初め、さまざまな工夫をするべきかと思いますが、今後の対応について、教育長の所見をお伺いします。