小中学校における安心な校庭・屋上の整備について

3点目は、小・中学校における安心な校庭・屋上の整備についてです。
5月、6月は春運動会シーズンとなっており、各小・中学校の運動会に出席をしてまいりました。組み体操は縮小されて大変残念でしたが、各学校それぞれ趣向を凝らし、学校ごとに特色ある競技が行われ、また多くの来場者も来て盛り上がっているのを見ると、地域力の向上という面で絶大な効果もあると再認識をいたしました。そんな多くの方が集う各小・中学校の校庭を見ると、ひびなど傷んでいる箇所が以前より比べてふえてきたなと感じております。トラック部分のみ修復されているところもありますが、傷んだ校庭では体育の授業や休み時間などでは校庭の全面を使って子供たちが遊んでおりますので、児童の転倒など、けがの危険性もございます。また、テニスや野球などの部活においても、ボールが違った方向に飛んでしまうなど、別の課題も実際に見ております。
見落としがちなのは屋上です。全校の屋上は拝見できませんでしたが、部活動が盛んな中学校においては、校庭だけではなく屋上も利用しているため、子供たちの安全安心の観点から、屋上も校庭同様と考えなければなりません。
校庭について、東京都は教育環境の一層の充実のため、都内全公立小・中学校の校庭等の芝生化を推進しておりますが、日当たり等の問題もあり、当初の育成状態を維持していくことについて課題があり、台東区内の小・中学校の校庭はアーバンコートが主流となっております。アーバンコートとは、足や腰への負担が軽く、疲れが少なくて済むことや、ローラー転圧、水まき、草取りなどの日常のメンテナンスの必要がないため、耐用年数が長く、トータルコストを低減することなどの理由で採用をされております。メンテナンス面で手間が少ないなどの理由からアーバンコートを採用しているのならば、ひび割れなど、ふぐあいが発生、発見された際には速やかに対応するべきだと思います。
子供たちが大変よく使用する校庭や屋上について、区の将来を担う子供たちの安全安心を守るため、メンテナンスが必要な箇所は速やかに修繕すべきであり、また全面的な張りかえは修繕計画をしっかり立て、大規模改修にあわせるのではなく、早期に対応を行うべきと思いますが、教育長の所見をお伺いいたします。
以上で私の一般質問を終了させていただきます。ご清聴ありがとうございました。