WEB口座振替サービスの活用について

現在、スマートフォンの普及などによりインターネットを利用する人が増えていて、環境が進んでいる中、特別区民税や、各種電子申請に係る手数料等、23区中9区で、さまざまな、払い込みサービスがインターネットから可能となっており、台東区においても、一刻も早いマルチペイメントの導入を平成29年の決算特別員会の総括質疑において提案しておりましたが、

今回は、取扱件数も多く、安定した入金が見込まれる口座振替のweb活用について提案いたします。

 

現在、台東区の口座振替については、区民税などの納税関連や、国民健康保険、幼稚園などの保育料、生活保護の返還金や臨時福祉給付金、後期高齢者医療保険料などにおいて幅広く利用されております。これまでも、各所管課においては、未収入対策としても口座振替の推進に取り組んでいますが、手続きの煩雑さなどもあり、今一歩活用しきれていないように感じます。台東区における「口座振替」の申し込み手続き方法は。

利用希望者が、紙の「口座振替依頼書」に、住所や氏名、口座情報など、必要事項を記入し、口座の届け出印を押印して、郵送で区に提出します。

区では、住所等の記載内容を確認後、口座情報や届け出印については、金融機関に確認後に、それぞれのシステムに登録するので、申し込みから利用開始まで、約1ヶ月程度かかるそうです。

そして、「口座振替依頼書」に記入漏れや誤記載、届け出印の相違等があった場合には、訂正箇所についての説明を利用希望者に行った後に、郵送でのやり取りが発生することから、更に、経費や確認作業等の時間を要します。そういった経緯の中で、利用希望者の中には、再提出をせずに終わってしまう方もいるそうです。

 

このような課題を解決するため、WEBから、口座登録に係る一連の手続きをすることが可能となるシステムである「WEB口座振替受付サービス」というものがあり、すでに民間では、当たり前のように活用され出しており、民間だけでなく、渋谷区も6月から導入しているとのことです。

 

このシステムを導入することで、普段から使用しているスマートフォンなどから、口座利用の申し込みや、変更等の手続きが可能となり、利用希望者の利便性は格段に向上します。

行政も事務効率化に繋がり、「口座振替」件数増加や、それに伴う収納率向上に寄与します。

また、区の「ペーパーレス」推進にも繋がります。

更に、区民の皆様の、極めて重要な個人情報を記載した、紙の「口座振替依頼書」を直接処理することが無くなるので、セキュリティリスクの軽減効果も見込めます。

早期に、この、「WEB口座振替受付サービス」を導入すべきと考えますが、区長の所見をお伺いいたします。

 

答弁

台東区では、平成29年度より、庁舎内で自前でサーバーを調達するのではなく、事業者が提供するクラウドサービスを利用する方式に大きく舵をきりました。

このことで、事業者が準備したサーバー等機器をすぐに利用することが出来るようになり、機器調達の手間が削減され、結果として、システム構築に係る作業負担の軽減が図られるようになったと考えます。

今後、様々な分野において、ますますICTの存在感が増し、区役所業務でシステムを導入する場面が増えてくると思います。

是非とも、他自治体で導入している利便性の高いシステムにアンテナを立て、積極的に検討して、

そしてスピード感をもって導入していただき、区民サービスの向上につなげていただくことをお願いいたします。