自ら現場に足を運び、肌で感じたニーズに応えます。
〒110-8615 東京都台東区東上野4-5-6 台東区役所 7F
電話受付時間:9:00~(出れなくても折り返しいたします))
障害者アートを活用した障害者の社会参加の促進及び福祉作業所等工賃向上事業の展開についてお伺いさせて頂きます。
台東区の令和5年度の就労継続支援B型事業所の平均工賃は約28,000円であり、全国平均工賃月額の23,053円を上回っているものの、生活を支えるには到底足らない水準です。工賃の低さは長年の課題であり、利用者の経済的安定と社会参加をさらに後押しする新たな取り組みが求められているのではないでしょうか。
そこで、障害者アートを活用して成功を収めている事例として、「シブヤフォント」による「ご当地フォント」の取り組みを紹介いたします。シブヤフォントは、一般社団法人シブヤフォントが運営する事業で、福祉作業所等の利用者が描いた文字やイラストをフォントやデザイン素材として商品化し、企業や団体とコラボレーションすることで収益を上げ、利用者の工賃向上につなげています。渋谷区では職員の名刺や庁舎での展示に活用するなど積極的に推進し、多くの企業が広告や商品パッケージに採用することで全国的な広がりを見せ、社会的意義と経済的効果を両立させています。
シブヤフォントの仕組みは、各地の福祉作業所等の利用者が制作した文字やイラストを「ご当地フォント」としてデザインし、商品や広告に活用することで企業とのコラボレーションから収益を得ます。企業がデザインを使用する際のライセンス料が福祉作業所等に還元され、利用者の工賃向上に直結します。また、月1回の勉強会でデザイン制作のスキル向上や著作権、契約書作成のレクチャーが行われるほか、データ管理ソフトのアカウント付与と操作指導も提供され、継続的な支援が魅力です。
台東区では、2018年からデザイン会社と連携し、福祉事業所のデザ
イン支援事業を進めてまいりました。区内の複数事業所が協力してイベントに出店したり、商品を販売・納品したりするなど、一定の実績を積み重ねてきたことは区長もご認識のとおりです。この基盤を活かし、シブヤフォントのような障害者アートを活用した取り組みを推進すれば、新たな可能性が広がります。例えば、地域特性を反映した「浅草フォント」、「上野フォント」、「蔵前フォント」などを制作し、観光客や地元企業にアピールするデザインとして展開することが考えられます。さらに、フォントやイラストだけでなく,トートバッグ,ステッカー,パッケージデザインなどのノベルティグッズ制作にも広げれば、仕事の幅が拡大し、障害者の能力発揮の場が増えます。これらを地元企業や観光関連事業者に
活用してもらうことで、工賃向上と地域活性化が同時に進むでしょう。
加えて、障害者アートの取り組みは、社会参加の促進にも大きく寄与します。制作活動を通じて自己表現の機会が広がり、他者との協働や地域イベントへの参加が増えることで、障害者の社会とのつながりが深まります。例えば、浅草の祭りや上野公園のイベントで展示・販売を行えば、地域住民や観光客との交流が生まれ、障害者に対する理解も進むと考えます。これにより、障害者が孤立せず、地域社会の一員として活躍できる環境が整います。
シブヤフォントのような収益モデルを確立すれば、参加事業所を拡大し、ライセンス収益や商品販売により工賃向上が見込めます。また、
デザイン関連の新たな仕事が生まれることで障害者の活躍の場が広がり、観光振興にも寄与する持続的な経済的支援が可能となります。さらに、台東区独自のデザインとして障害者アートを発展させることで、
区の魅力を全国に発信する機会にもつながります。
障害者の方々がより豊かな生活を送れるよう、シブヤフォントの取組に参加することも含めて、障害者アートを活用した障害者の社会参加の
促進及び福祉事業所等の新たな工賃向上の取り組みを進めてはどうかと考えますが、区長の前向きなご回答をお願いいたします。
昨年、墨田区と台東区にある福祉施設がコラボし、JR錦糸町の駅ビルで、障がいのあるメンバーたちにより制作された、アップサイクルな取り組みや、 プロのデザイナーが関わりデザインアップされた、高付加価値の高いアイテムやおいしい焼菓子などを販売するPOP-UPストアが開催され、多くの関係者や地元の方とのつながりが増え、企業や商業施設と共に工賃向上に貢献しています。 今年は、江東区の事業所も加わり、江東区、墨田区、台東区の頭文字をとり、「こうすみたいプロジェクト」として、それぞれの地域の福祉事業のイベント等に共同で参加することで、広域な商圏での売り上げアップを目指している現場主導の皆さんの取り組みです。 台東区では、来月4月から蔵前にアートレンタル事業を中心とする 「アトリエにっと台東蔵前ユニット」も開設され期待しております。軌道に乗るまでの行政サポートを何卒よろしくお願いいたします。
障害者アートを活用した障害者の社会参加の促進及び福祉作業所等工賃向上事業の展開についてお伺いさせて頂きます。
台東区の令和5年度の就労継続支援B型事業所の平均工賃は約28,000円であり、全国平均工賃月額の23,053円を上回っているものの、生活を支えるには到底足らない水準です。工賃の低さは長年の課題であり、利用者の経済的安定と社会参加をさらに後押しする新たな取り組みが求められているのではないでしょうか。
そこで、障害者アートを活用して成功を収めている事例として、「シブヤフォント」による「ご当地フォント」の取り組みを紹介いたします。シブヤフォントは、一般社団法人シブヤフォントが運営する事業で、福祉作業所等の利用者が描いた文字やイラストをフォントやデザイン素材として商品化し、企業や団体とコラボレーションすることで収益を上げ、利用者の工賃向上につなげています。渋谷区では職員の名刺や庁舎での展示に活用するなど積極的に推進し、多くの企業が広告や商品パッケージに採用することで全国的な広がりを見せ、社会的意義と経済的効果を両立させています。
シブヤフォントの仕組みは、各地の福祉作業所等の利用者が制作した文字やイラストを「ご当地フォント」としてデザインし、商品や広告に活用することで企業とのコラボレーションから収益を得ます。企業がデザインを使用する際のライセンス料が福祉作業所等に還元され、利用者の工賃向上に直結します。また、月1回の勉強会でデザイン制作のスキル向上や著作権、契約書作成のレクチャーが行われるほか、データ管理ソフトのアカウント付与と操作指導も提供され、継続的な支援が魅力です。
台東区では、2018年からデザイン会社と連携し、福祉事業所のデザ
イン支援事業を進めてまいりました。区内の複数事業所が協力してイベントに出店したり、商品を販売・納品したりするなど、一定の実績を積み重ねてきたことは区長もご認識のとおりです。この基盤を活かし、シブヤフォントのような障害者アートを活用した取り組みを推進すれば、新たな可能性が広がります。例えば、地域特性を反映した「浅草フォント」、「上野フォント」、「蔵前フォント」などを制作し、観光客や地元企業にアピールするデザインとして展開することが考えられます。さらに、フォントやイラストだけでなく,トートバッグ,ステッカー,パッケージデザインなどのノベルティグッズ制作にも広げれば、仕事の幅が拡大し、障害者の能力発揮の場が増えます。これらを地元企業や観光関連事業者に
活用してもらうことで、工賃向上と地域活性化が同時に進むでしょう。
加えて、障害者アートの取り組みは、社会参加の促進にも大きく寄与します。制作活動を通じて自己表現の機会が広がり、他者との協働や地域イベントへの参加が増えることで、障害者の社会とのつながりが深まります。例えば、浅草の祭りや上野公園のイベントで展示・販売を行えば、地域住民や観光客との交流が生まれ、障害者に対する理解も進むと考えます。これにより、障害者が孤立せず、地域社会の一員として活躍できる環境が整います。
シブヤフォントのような収益モデルを確立すれば、参加事業所を拡大し、ライセンス収益や商品販売により工賃向上が見込めます。また、
デザイン関連の新たな仕事が生まれることで障害者の活躍の場が広がり、観光振興にも寄与する持続的な経済的支援が可能となります。さらに、台東区独自のデザインとして障害者アートを発展させることで、
区の魅力を全国に発信する機会にもつながります。
障害者の方々がより豊かな生活を送れるよう、シブヤフォントの取組に参加することも含めて、障害者アートを活用した障害者の社会参加の
促進及び福祉事業所等の新たな工賃向上の取り組みを進めてはどうかと考えますが、区長の前向きなご回答をお願いいたします。
昨年、墨田区と台東区にある福祉施設がコラボし、JR錦糸町の駅ビルで、障がいのあるメンバーたちにより制作された、アップサイクルな取り組みや、 プロのデザイナーが関わりデザインアップされた、高付加価値の高いアイテムやおいしい焼菓子などを販売するPOP-UPストアが開催され、多くの関係者や地元の方とのつながりが増え、企業や商業施設と共に工賃向上に貢献しています。 今年は、江東区の事業所も加わり、江東区、墨田区、台東区の頭文字をとり、「こうすみたいプロジェクト」として、それぞれの地域の福祉事業のイベント等に共同で参加することで、広域な商圏での売り上げアップを目指している現場主導の皆さんの取り組みです。 台東区では、来月4月から蔵前にアートレンタル事業を中心とする 「アトリエにっと台東蔵前ユニット」も開設され期待しております。軌道に乗るまでの行政サポートを何卒よろしくお願いいたします。