自ら現場に足を運び、肌で感じたニーズに応えます。
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〇新たなドッグラン(ペットコミュティーエリア)設置について
本日は、台東区内における新たなドッグラン(台東区の事業名では、ペットコミ=ニティエリア)設置について質問します。
近年、区内でもット、特に小型犬を飼育する区民が増加しており、愛犬とともに快適に暮らせるまちづくりが求められて
います。実際、台東区における犬の登録数は平成29年度末の6 , 906頭から、令和5年
度末には7 , 165頭と着実に増加しており、年々高まっていることが数字にも表れています。しかし、本区は- 23区内で
最も面積が小さく、公園等のオープンスペースが限られているため、犬をリードから放して安全に運動させられる場所
が極めて少ないのが現状です。適切な運動不足の解消や犬同士・飼い主同士の交流、マナー向上の観点からも、区民
から「気軽に利用できるドッグランを増やしてほしい」という要望が多く寄せられています。現在、隅田公園内には
「ペットコミ=ニティエリア」が設置され、登録制やワクチン接種証明の提出など一定のルールのもとで利用可能ですが
、規模や利用時間に限りがあり、区内全体の需要を十分に満たすには至っていまこのテーマについては、これまでの議会
においても諸先輩方から繰り返し取り上げられてきました。本件は歴代議員が継続的に提起してきた重要課題であり、
いまこそ具体的に更なる一歩を踏み出すべき時期に来ていると考えます。
他自治体の事例では、港区が公園の一部を小規模ドッグランとして整備 登録制や時間制限を導人することで秩序ある
運営を実現しています。
杉並区でも都立和田堀公園のドッグランをマナー啓発の拠点として位置付け、地域住民同士の交流を育んでいます。
こうした取り組みは、限られた都市空間でも行政の工夫によりペット共生環境を整えられることを示しています。
さらに区内では、 根岸の 「DOGLYDOGRUN」 や鳥越地区のマンション屋上ドッグランなど民間もありますがこれ
らの数は限られており、区内全体の増加する需要を賄える状況にはありません。
また、公園の枠を超えて公共空間全体で検討を進めることも重要です。例えば、将来的には、区有施設の一角、広場、
防災拠点となるオープンスペースなどを有効に活用すれば、従来の公園という枠組みにとらわれず、多様な場所から
候補地を探すことも可能です。加えて、区内にある都立上野恩賜公園も先ほど述べたように和田堀公園も都立公園
なので候補になりえます。東京都や国との連携によりモデル的に設置を検討することで、区民だけでなく観光客や
近隣住民にも安心して利用できる環境を提示できると考えます。
こうしたノ ード面の整備に加え、保健所の啓発活動はペット共生環境づくりの重要な基盤です。狂犬病予防注射やマイク
ロチップ登録の徹底はもちろん、しつけや飼い主のマナー向上、多言語での情報発信を強化することで、地域全体の
ルール意識が高まります。特に外国人飼育者が増加する中、言語の壁を超えた啓発や講習の実施は、ペットコミュニティ
ーエリアの安全かっ秩序ある運営に直結します。犬種に応じた安全管理の仕組みを導入すれば、 ペットコミュニティー
エリアがトラブルの場ではなく、安心して利用できる地域コミュニティの拠点として機能するでしよう。つまり、啓発
活動を強化し飼い主の意識を高めることは、新しいコミュニティエリアの整備・活用をより円滑にし、区全体の安全で
快適なペット共生環境の実現に不可欠な要素だと考えます。
そこでお伺いします。
まず第一に、 区立公園内での新たなペッ ト コ ミ =ニテ ィ エリア整備についてどのようなお考えをお持ちでしようか。
第二に、ペットコミ=ニティーエリアにおいて外国人を含む区民の啓発活動やマナー向上を充実させることで、ペット
共生環境を向上させていく仕組みをどのように築いていかれるおつもりか、 ご所見を伺います。